はじめに
LEDに流れる電流と明るさの関係を調べてみました。
LEDを光らすためには、電流を流す必要があります。流す電流によってLEDの明るさが決まります。
明るさは特に測るものが無かったので、見た目だけです。。。
LEDは5色が10個ずつ入ったセットを購入したため、スペックは不明でした。(アマゾンで購入)
一般的な仕様の最大電流:30mA、順方向電圧(VF):2Vとして計算しました。
抵抗を5種類準備し調べてみました。電流の計算は次の通りです。
(電源電圧-順方向電圧)÷ 抵抗 = 電流
*順方向電圧はLEDのスペックで決まっています。ものによって違うのでデータシート等で確認が必要ですが、わからない場合は2Vで計算しています。
抵抗値 | 電流 | 計算式 | 備考 |
100Ω | 30mA | (5v-2v)÷100Ω=0.03A | おそらく最大電流 |
330Ω | 9mA | (5v-2v)÷330Ω=0.009A | |
2kΩ | 1.5mA | (5v-2v)÷2000Ω=0.0015A | |
10kΩ | 0.3mA | (5v-2v)÷10000Ω=0.0003A | |
100kΩ | 0.03mA | (5v-2v)÷100000Ω=0.00003A |
使用部品
・Arduino uno
・LED 5個 赤
・抵抗 100Ω,330Ω,2kΩ,10kΩ,100kΩ 各1個
・ブレッドボード、配線 6本、ジャンパーピン5本
接続図
プログラム
void setup() {
pinMode(9,OUTPUT); //D9をデジタル出力に設定
pinMode(10,OUTPUT); //D10をデジタル出力に設定
pinMode(11,OUTPUT); //D11をデジタル出力に設定
pinMode(12,OUTPUT); //D12をデジタル出力に設定
pinMode(13,OUTPUT); //D13をデジタル出力に設定
}
void loop() {
digitalWrite(9,HIGH); //100KΩ 0.03mA
digitalWrite(10,HIGH); //10KΩ 0.3mA
digitalWrite(11,HIGH); //2KΩ 1.5mA
digitalWrite(12,HIGH); //330Ω 9mA
digitalWrite(13,HIGH); //100Ω 30mA
}
結果
正面からの写真
写真では右三つが同じように見えますが、一番右がかなり明るいです。直接見ると目がちかちかします>< おそらく最大電流なので、これ以上は壊れると思います。
一番左はうっすら光っています。
10kΩ以上はあまり光らないので使う用途はなさそうです。
横からの写真
横からのほうが分かりやすく撮れました。
普通に使うには2kΩでも問題ないと思います。
結果は330Ω~2kΩの間がよさそうです。今回は試していませんが、1kΩぐらいがちょうどよさそうです。
注意:Arduino Unoで流せる電流はI/Oピンで40mA、全体で最大50mAみたいです。流し過ぎないよう注意してください。
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